口臭の原因は様々です。
大きく分けると「病的口臭」「生理的口臭」そして「精神的口臭」があります。
- 病的口臭・・・
- 「口腔内」と「身体の疾患」に分かれますが、ほとんどは口腔内が原因です。
口腔内に原因がある場合、考えられるのが歯周病、虫歯、不良補綴物、舌苔、唾液の性状 などです。 - 精神的口臭・・・
- 精神的ストレスにより、唾液が乾燥し(ドライマウス)揮発することで口臭が強く出てしまいます。
そしてそれを気にすることで更に唾液が減少し、悪循環になります。 - 生理的口臭・・・
- 健康な状態でも、唾液の分泌が低下する時に口臭が強くなります。
起床時、緊張時、運動時、空腹時 など。
1日のサイクルでも、口臭が強くなる時間帯があります。
口臭が発生する箇所は、主に舌苔です。
(60~80%の人は、舌苔除去で解決します)
舌苔(ぜったい)とは・・・
文字通り舌に付着している苔のようなもの
舌の表面や口腔の粘膜から脱落した上皮細胞が堆積したもので、これを細菌が分解することで口臭となります。舌苔は、主に舌表面の後方中央部にたまります。
口臭のガスは主に3つに分けられます。
VSC(揮発性硫黄化合物)と呼ばれます。
硫化水素(卵の腐ったにおい)・・・・・・・・・・・生理的口臭、舌苔、歯の汚れなど
メチルメルカプタン(野菜や魚が腐ったにおい)・・・歯周病によるもの
ジメチルサルファイド(磯のにおい)・・・・・・・・内臓疾患の疑い、臭いのある飲食物、薬の服用など
お口以外から発生する口臭
身体の疾患、薬の服用、ニンニクなどを食べたときに呼気として吐き出される口臭があります。
その原因物質が「ジメチルサルファイド」と考えられています。
飲食物による一過性の口臭
ニンニクやお酒などに含まれる臭いの成分が消化吸収され、血液中に移行し、肺のガス交換によって呼気として排出されます。
胃疾患と口臭に関する見解
胃炎が起きているときに口臭を感じることは多々ありますが、学術的には胃の臭いが逆流することは否定されています。しかし実際には臨床家も本人も確かに関連はあると感じています。それは上部消化管の機能が乱れている人は舌苔に(黄苔)現れます。
即ち微生物の増殖を表しており、VSC発生になると考えてよいでしょう。経験的にはストレスによる胃炎を解決することができれば口臭は解決されます。
歯磨き剤やリンスの働きとは
抗菌作用・・・・・・悪臭の根本的治療法
マスキング作用・・・ミントなどの香料で臭いをごまかす方法
消臭作用・・・・・・一時的に悪臭を抑える方法で、消臭スプレーのような働き
プチ口臭治療 ~気軽に受けたい方へ~
料金(税込み価格)
¥3,300 (1時間)
診療内容
・口臭ガス測定
・カウンセリング
・口腔内検査、舌診査
・歯のクリーニング、舌クリーニング
※別途保険治療費がかかりますので、保険証を必ずお持ちください。
予約制のため、電話か受付でご案内します。
当日ご希望の方は来院時に受付でお申し出ください。
2回目以降の口臭ガス測定 ¥1,100/1回
本格的口臭治療 ~完治を目指したい方へ~
料金表
初回 (1時間半)
¥8,800(問診・唾液検査・細菌検査・ガス測定・舌診査)
2回目 (1時間)
¥3,300(検査結果、診断、治療計画・ガス測定)+ ¥3,000~5,000円位(口臭ケア用品)
3回目~
¥1,100(ガス測定)
※別途保険治療費がかかりますので、保険証を必ずお持ちください。
口臭治療の流れ
初回 ・問診表の記載(受付にて)
・質問表
・唾液検査、細菌検査
・ガス測定
・舌検査
・保険治療内の検査
パノラマ撮影
歯周病検査
虫歯の検査
*宿題 食生活のスケジュール
(次回までに記載してお持ちください)
2回目 診断結果
口臭治療開始
*診断結果から全身、心因性要因が疑われる場合
耳鼻科、内科、心療内科等を紹介することがあります。
3回目からは
3週間~1か月ごとの来院
3か月程度で完治を目指します。
初回は、基本的にプチ口臭治療でご予約をお取りします。
カウンセリングを通して治療が必要と思われる方やご希望する方とのご相談の上本格的口臭治療に移行します。
口臭測定当日のご注意
・臭いの強いものを食べないでください。 例)にんにく・ネギ類・アルコール飲料など
・1時間前からは飲食と喫煙は控えてください。 注)ガム・アメ等を含む
・ブレスケア製品は使用しないでください。 例)歯磨材・洗口材・口臭対策スプレーなど
・口紅、香水等は使用しないでください。
・当日はブラッシングしないでください。
※正確な測定をする為に以上の点をお守りください。
※なるべく通常どおりの生活のままで、測定に臨んでください。
そのほうが「普段のお口のニオイ」の状態を測ることができます。